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空き巣が増えると言われる秋の防犯対策

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2024.9.13

秋は本当に空き巣が増える時期なのか、その背景と対策とは

秋は空き巣が増える傾向にあるということをご存じでしょうか。考えられる要因はいろいろあり、実際にそのような統計もあるようです。どうして空き巣が増えるのかという理由と共に、秋は今一度防犯対策を見直してみましょう。

秋は空き巣の要注意シーズン!?

秋は空き巣の要注意シーズン!?

神奈川県警察の令和5年のデータによると、年間750件発生のうち、最も多い月が10月の82件、続いて11月77件、さらに9月57件と発生件数の比較的高い時期になっています。令和4年についても、9月55件、10月83件、11月79件とやはり“秋は空き巣が多い”という傾向にあります。
秋に空き巣が増えるとされるのは、次のような季節的背景があることも影響しているともいわれています。


・エアコンが必須の真夏と違い、暑すぎず寒すぎない秋は窓を開ける機会が増える時期です。例えば、ちょっとしたゴミ出しやお買い物など、短時間の外出時に窓を閉め忘れることが増える可能性があります。


・日照時間が短くなる時期で、秋ともなれば日は早い時間に落ち、暗い時間帯が増えます。視認性が悪くなる暗い時間帯に空き巣などが増える傾向にあるなど、日照時間の短さも関係しているといわれます。


・また、秋は行楽シーズンでもあり、旅行や運動会、文化祭などの学校行事も多くなる時期でもあります。こうした理由から自宅を長時間、あるいは長期間留守にする機会が増えるかもしれません。

秋の防犯対策

秋の防犯対策

前述の理由から秋は防犯対策を強化する、いつも心がけている方であれば再確認する時期にしたいものです。具体的には次のようなことを実施しましょう。(写真は「ファスナーロック鍵付き」日本ロックサービス)

玄関ドアや窓などの施錠

開口部(屋外から屋内に入る部分)の施錠の状態を確認しましょう。玄関ドアや窓といった建物の開口部は、空き巣などの侵入窃盗犯の侵入経路でもあります。解錠や施錠が確実にできるか、不具合はないかといった基本性能についてはもちろんのこと、ドアガードや窓のクレセント錠(半円形の金具)についても故障やすぐ外れるといった問題はないか、確認してください。
また、できれば補助錠なども設置、すでに設置済みであれば正しく動作するかどうかを確認してください。昨今であればドアの施解錠の情報がスマートフォンに送られるスマートロックなどのシステムもあるので、必要に応じてご検討いただくのもよいでしょう。

照明や防犯カメラの設置

夜間や不在の時など、常に監視体制が整っている状態にする、防犯システムを配置するのもセキュリティの強化には有効です。自宅の周囲にセンサーライトを設置し、不審者が近づいた際に自動で点灯するようにすることで暗い場所を減らし侵入を防ぎます。
また、昨今では防犯カメラを設置するご家庭も少なくありません。以前は抑止効果を狙ったダミーの防犯カメラを設置するケースもありましたが、近年の防犯カメラの小型化や普及によって導入しやすくなっています。万一の場合に証拠にもなりますし、ドライブレコーダー同様、近年増加しているセキュリティアイテムです。

不審者が嫌がる環境をつくる

不審者は、人の目にさらされにくい場所(出入り口)を好みます。前述のようにセンサーライトを設置したり、生い茂った植栽や大きな荷物などで窓やドアが隠れた状態にならないようにすることも重要です。また、周囲にゴミや物を置きっぱなしにしないようにして「きれいな環境」をつくることで、侵入の足場を作らない、侵入をためらわせる心理的な影響を与えることができ、災害時などの思わぬ事故や怪我の予防にもつながります。

まとめ

目に見える防犯対策は大切であり、侵入者から狙われやすい、あるいは諦めやすい環境作りが重要です。といっても住まいや家族構成などによってリスクや対策も異なってきます。
これらご紹介したことを参考に、ご不明な点や対策を検討している方は、専門のプロに相談してみることをおすすめします。

※「錠」と「鍵」の表記について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などに取り付けて締める金属、機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。
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